ニガクサは、日本など東アジアが原産地のシソ科テュクリウム属の多年草です。葉が苦味をもつことからこの種名がつき、「苦を噛む」の意から人生の困難を乗り越える象徴ともされています。 また、健胃・解熱・利尿作用などの薬効があるとされ、薬草として古くから人の生活と深く結びついてきました。 草丈は高さは30-60cm程度に成長し、夏から秋にかけて淡紫色の花を咲かせます。花は唇形で、上唇が2裂、下唇が3裂という特徴的な形状をしています。 種子は小さく黒褐色で熟すと自然に飛散するため、自然に増えやすい性質です。ニガクサは、日当たりと水はけの良い場所を好み育てやすい植物ですが、耐寒性にはやや劣るため冬季には注意が必要です。
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