ソバ(Fagopyrum esculentum)は、中央アジアが起源されており、日本には、弥生時代に中国から来たとされています。日本各地にある「ソマ・ソバ・ソワ・ソハ」といった地名はソバ栽培との関連性があるようです。 ソバ(Fagopyrum esculentum)は、古くから利用されてきた穀類の一種であり、栽培が容易で、ソバの実(種実)は製粉されて蕎麦粉になります。穀物の多くはイネ科(単子葉類)であるのに対して、ソバはタデ科(双子葉類)であり穀物の中では少数派です。 ソバには、独特の風味があり、蕎麦粉を使った料理は日本の代表的な食文化ともなります。 ソバは、擬穀類と分類され、タンパク質、食物繊維、ビタミンB1、B2、B6、葉酸、カルシウム、鉄、マグネシウム、カリウム、亜鉛などの栄養素を含んでいます。特に、食物繊維は便秘の改善に効果的であり、ビタミンB群は疲労回復に役立ち、また、抗酸化作用があるとされているので、生活習慣病の予防にも効果が期待されます。
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