ガンピは北海道や本州の高山帯に生育する多年草です。茎は直立し、高さは30から60センチメートルになります。葉は対生しており、長さは2から5センチメートルです。形状は線形または線形披針形です。 花期は夏から秋にかけてで、花径は約2センチメートルです。花弁は5枚あり、白色または淡紅色をしています。先端には浅い切れ込みがあります。花穂は茎の先端に付き、複数の花が集まっています。 果実は長さ1センチメートルほどの蒴果で、多数の種子が含まれています。種子は風によって散布されます。ガンピは寒冷な高山環境に適応しているため、非常に耐寒性が高い特徴があります。 英語の「banksia」に由来する学名を持ち、発見者のジョセフ・バンクスにちなんで名付けられました。高山帯の草原や岩場で野生の姿を見ることができます。 他のガンピの種類や品種も存在しますが、詳細はあまり知られていません。美しい花から観賞用に栽培されることもありますが、自生個体が一般的です。
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