シマハランは、台湾を原産とする多年生の草本植物です。別名をアリサンヒメバラン、ヒメバランともいいます。山岳地帯を自然生育地とし、アリサン地方に多くみられることからこの名が付いています。 シマハランの花は、白や淡紅色を呈し、細長く優美な形状が特徴です。花の姿は、他のハラン科植物とは異なる独特の魅力を持っています。 シマハランには種内変異があり、なかでも Peliosanthes macrostegia var。 macrostegia は、大輪で色彩も美しく、人気が高い品種の一つです。 この花は、その清楚で繊細な印象から、清純、優雅、美しい心を連想させるとされ、贈答やインテリアに用いられることがあります。 日本の気候に適応し育てやすいシマハランは、適度な日当たりと水やりをすれば、健康に成育します。 実をつけることもあるこの植物ですが、実は小さく、食用や薬用には供されません。 成長したシマハランの高さは30から50センチメートルほど。葉は細長く緑色で、全体的にスマートな植物です。
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