アオベンケイ(Hylotelephium viride)は、多年草で、緑色の葉が特徴的な植物です。日本では北海道から九州にかけて広い地域で自生し、山地でその姿を見かける事ができます。 葉は対生し、厚みがあり、多肉質で、縁には鋸歯があります。茎は直立し、高さは20〜40cmになり、夏から秋にかけて、淡いピンク色の花を咲かせます。 アオベンケイの起源は、主に日本の山地や岩場に生息していることから、日本固有の植物と言えるでしょう。現在は日本だけでなく、東アジアの地域に自生しています。 また、アオベンケイの学名「Hylotelephium viride」は、ギリシャ語で森を表す「hyle」と「telephium(古代ギリシャの植物名)」、ギリシャ語で緑色を表す「viride」が組み合わさっており、これは、アオベンケイが緑色の葉を持ち、森林や岩場に生息することに由来していると考えられます。 緑色の葉を表す「アオ」。また、葉の形が弁慶の腰に巻いていた蓑笠に似ていることから「アオベンケイ」という名が付けられたとされています。
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