リュウキュウヨモギは、沖縄県や奄美群島を中心に分布する多年草です。別名のニイタカヨモギという呼び名もあります。 この植物は高さ30~60センチ程度で、細長く鋸歯のある葉が特徴です。葉の裏面は白っぽく、繊維質の毛が生えています。また、直立する茎は分枝しているのが普通です。 琉球列島の山地や草原など、日当たりの良い環境を好み、夏から秋にかけて黄色い小さな頭状花序を咲かせます。花期が長いため、長い間美しい花を楽しむことができるでしょう。 リュウキュウヨモギは中国や台湾、フィリピンなどにも自生しており、琉球列島だけに限らない広い分布域を持っています。 消化器系の改善や抗酸化、抗炎症効果があるとされる薬用植物でもあります。さらに、葉の形状や色などで品種にも変化があるのが特徴です。 この植物は育てやすく、日当たりと排水性の良い環境を好みます。乾燥に強いため、比較的管理が簡単な種類でもあります。
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