エイザンスミレとは、日本特有の植物の一種です。別名をエゾスミレともいいます。 この植物は、主に北海道や本州の中部以北の山地に自生しています。起源は古く、氷河期の寒冷な環境で進化したました。 エイザンスミレの特徴は、小さな花をつけることです。花の直径は約1センチメートルほどで、5枚の花びらをもっています。花びらの色は、紫や青紫が一般的ですが、白やピンクなどの変わり種も存在します。春から初夏にかけてが美しく咲く時期です。 数多くの種類があるエイザンスミレは観賞用としても栽培されています。スミレの花言葉は謙虚、思いやり、純潔など穏やかなイメージがあるように、エイザンスミレもそうした穏やかな印象を与えてくれます。 この植物は育てやすく、日当たりのよい場所で育てるのが適しています。半日陰でも大丈夫です。水はけのよい土壌を好みます。寒さにも強く、冷涼な地域でも育てることができるのが特徴です。 実をつけることもありますが、実の大きさはとても小さく目立ちません。花を楽しむための観賞用植物として、エイザンスミレは取り上げられることが多いのです。
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