イチビは、中国原産の植物です。別名をキリアサ、ゴサイバともいいます。アオイ科の植物で、日本では外来種として自生しています。 イチビの特徴は、1〜2メートルと高く伸びる直立型の茎です。葉は5つに浅く裂けた掌状葉で、手のひらのような形から「イチビ」の名がつきました。 中国では古くからイチビの種子から繊維を取り出し、織物や紙作りに用いてきた歴史があります。 イチビの花は黄色やオレンジ色で、直径3センチほど。夏から秋にかけて、葉の脇から一日花として咲きます。 品種によって花の形や色、葉の形が異なる個性豊かな種類が存在します。 直径1センチほどの球形の果実には多数の種子が含まれ、風に乗って広がります。 日当たりと排水の良い場所を好み、種まきや苗移植で栽培できる手軽な植物です。 イチビは美しい花と個性的な葉の形状が魅力的な植物です。庭やガーデンでの栽培をおすすめします。
0
0