フナバラソウは、日本各地の山地や林縁に自生する多年生のつる植物です。別名をセイヨウトキソウと言います。 茎は細長くしなやかで、高さは1メートルほどに成長します。 葉は対生しており、形状は卵形、先は尖っています。葉の縁には鋸歯があり、表面には光沢があります。 花期は夏から秋にかけてで、小さな白や淡黄色の5弁花が散形花序を作ります。星型の花の先端は反り返るのが特徴です。 フナバラソウは花の蜜を分泌し、ミツバチなどの昆虫を誘引しています。また、この植物には有毒成分が含まれており、天敵から身を守る働きがあります。 日当たりのよい場所で育てれば、水やりに気を付けることで健全に生育させることができます。 フナバラソウは美しい花と有用な生態系を支える特性を持ち合わせた、日本の自然に欠かせない植物の一つといえます。
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