トウテイランはヨーロッパ~西アジアを原産地とするキンポウゲ科の多年草で、日本には明治時代に渡来しました。学名は「Veronica ornata」です。 20-50cmの高さに成長し、春~初夏に咲く紫色の花は筒の形をしており、花弁は4枚です。卵形~長楕円形の葉は対生で、縁に鋸歯があります。 トウテイランは、日当たりがよく排水性の高い場所を好み、育てやすい植物といわれます。しかし、耐寒性に欠けるので、冬には霜よけの対策を行うとよいでしょう。 品種は特に多くありませんが、大きさや花の色が多彩なので、花壇や庭のアクセントに使われることが多いです。 また、トウテイランの名前は、花の形が中国の古代の銅銭に似ていることに由来し、「銅銭蘭」が転じたものといわれています。
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