コメツブツメクサ(Trifolium dubium)は、日本では道端や草地に生えていることが多く、春から初夏にかけて黄色い花を咲かせます。マメ科の一年草で、観賞用として庭やプランターで育てられることがあります。 葉は3枚1組の複葉で、茎は細く、地面に這うように伸びるため、他の草と絡み合って生育することがあります。花は総状花序で、小さな花が集まって球状に咲き、花の径は約1cm程度です。 コメツブツメクサは、別名「レッサー・トレフォイル」や「シャムロック」とも呼ばれており、アイルランドのシンボルとしても知られています。また、この植物は窒素固定能力があり、土壌の肥沃化に役立つことが知られています。 コメツブツメクサは、ヨーロッパからアジアの一部地域にかけて自生しており、その範囲はイギリスから地中海沿岸、北アフリカ、そして西アジアにまで広がっています。また、北アメリカやオーストラリアなどにも移入され、帰化植物として定着しています。 コメツブツメクサは、日本においても明治時代に渡来し、現在では全国各地の道端や草地で見られるようになっています。
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