「オヤブジラミ」はヨーロッパ原産で、日本には明治時代に渡来したと考えられている植物です。 草丈は30~60cm、茎は直立し、上部で分岐します。葉は羽状複葉で小葉は細長く、鋸歯があるのが特徴。 花期は5~7月で、茎の先端に小さな白い花が集まって咲きます。果実は丸く、表面の鈎状の刺が動物の毛に引っ掛かって種子を遠くに運ぶことから、ひっつき虫とも呼ばれます。 この、果実が獣の毛に引っ掛かる様子が、虱(ジラミ)が毛に引っ掛かる様子に似ていることが、オヤブジラミの名前の由来です。 道端や畑など、人間の生活圏に近い場所に生育している、身近な植物です。
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