ツルウリクサ(Torenia concolor)は、東アジアの地域に自生しているキツネノマゴ科に属する一年草です。日本でも水辺や湿地、山地の林内などでよく見かける事ができるでしょう。湿った場所を好んで生息しています。 茎は細く、長さは30-60cmになり、茎は這う性質です。 葉は対生し、長さ2-5cm、幅1-2.5cmの卵形で、先端が尖っていて、葉の縁には鋸歯があり、触るとざらついた感触があります。 花は夏から秋にかけて咲き、径1-1.5cmの筒状で、花冠は青紫色、花冠の先端は2つに裂け、上唇と下唇に分かれており、花の中心部には黄色い斑点があるのが特徴的な点です。 ツルウリクサ(Torenia concolor)の学名の「Torenia concolor」は、スウェーデンの植物学者カール・ベルティル・ヨハン・リンディグによって命名されました。 ツルウリクサの和名は、蔓性の茎があることから「ツル」、花が壺状になっていることから「ウリクサ」です。 この植物は日本の固有種ではなく、アジアの熱帯地域を起源としています。
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