ミズカンナは、アメリカ南部原産の植物です。学名を「Thalia dealbata」と言い、ギリシャ神話の喜劇の女神「タリア」が由来しています。 ミズカンナは、湿地や水辺に自生し、1.5mから2mもの大きさになります。 葉は大きく、長さは30cmから60cm、幅が10cmから20cmにもなり、表面は粉を吹いたような白色なのが特徴です。 夏から秋にかけて、紫色の穂状の花が咲きます。 花の形がカンナに似ていることから、日本では「ミズカンナ」という名前がつけられました。 ミズカンナ属には約30種が存在しますが、日本でよく見られるのはこの「Thalia dealbata」です。 美しい花と大きな葉から、観賞用として広く親しまれています。 日当たりと水はけの良い場所を好みます。冬季は地上部が枯れますが、春になると再び芽を出します。 種子をつけますが、種子よりも株分けで増やすことが多い植物です。
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