ハゼラン(Talinum paniculatum)は、明治時代に観賞用として日本に導入された植物ですが、現在は観賞用にとどまらず、道端などでも見かけられます。 ハゼランの和名である「爆蘭」は、果実の爆ぜる(果実が熟して避ける)様子や、ランに似た(根生葉の上に長い花茎が立つ)植物という意味で名付けられたと思われます。 ハゼラン(Talinum paniculatum)は、アフリカ、アジア、オセアニア、北アメリカに分布している高さ40〜150cmの多年草です。全体に無毛で、葉は長さ5〜12cmの惰円形〜倒卵形、やや厚く多肉質で、全縁。花茎は細くて長く、よく分枝し、花序にまばらに小さな花をつけます。午後3時ごろに咲き、線香花火のようなかわいらしさがあります。 種子は食用にも利用でき、抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗ウイルス作用などが報告されています。
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