ヤブレガサモドキ(Syneilesis tagawae)は、花期は5月から6月にかけてで、茎の先端に直径約1cmの白い花を咲かせます。花は頭状花序を形成し、その数は10個程度です。 ヤブレガサモドキは深く切れ込んだ形状の大きな葉を持つ植物です。主に山地の林ないや林縁などの半日陰でその姿を見る事ができます。 ヤブレガサモドキの学名である「Syneilesis」は、ギリシャ語の「syn(共に)」と「eilesis(隠れる)」を組み合わせたもので、葉が密集していることを表しています。その起源は日本にあるとされています。 また、「tagawae」は、日本の植物学者田川基二(Tagawa)にちなんで名付けられました。日本語名の「ヤブレガサモドキ」は、形状がヤブレガサ(Syneilesis palmata)に似ていることから名付けられましたが、実際には別の種であることが分かっています。
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