ハスノハカズラの学名は「Stephania japonica」で、18世紀のスウェーデンの植物学者、ステファン・エンデリウスに由来しています。日本をはじめ東アジアを原産地とする、ツル性の多年草です。 地面を這うように成長するこの植物は蔓性で、数メートルもの長さになって大きな木に絡んだりします。ハート形の美しい葉をつけるので、「ハスノハカズラ」と名付けられました。 夏~秋には黄色の小さい花を咲かせます。花が終わると赤い実をつけますが、この実は観賞用で食べることはできません。また、この植物は、日当たりの良い場所よりも日陰や半日陰のところで育てるのがおすすめです。 その蔓性の成長と美しい葉形から、ハスノハカズラは、鉢植えや庭、ベランダなどでよく栽培されます。また成長する力が強いので、比較的容易に育てることができます。 一方で、その生命力の強さが侵略的な性質につながることもあります。自然環境の中では他の植物の生育を阻害するおそれがあるので、注意を怠らないようにしましょう。
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