ワルナスビ(Solanum carolinense)は、アメリカ合衆国の南東部が原産地で、現在では、ヨーロッパ、アジア、オセアニアというように世界に幅広く分布しています。和名の「ワルナスビ」は、漢字に変換すると「悪茄子」となり、始末の悪い雑草であることから名付けられました。また、似た植物にトゲナスがありますが、これは原産地が南アメリカとなり、ワルナスビとは別物です。 日本には、昭和初めにやってきたとされ、草地に根を張るため、自然環境に悪影響も懸念されています。 ワルナスビ(Solanum carolinense)は、世界的に帰化する外来種で日本では要注意外来生物としていされている植物です。茎や葉には鋭いとげが多く、種子が家畜の糞などに混じって広がり、垂直および水平に広がる地下茎を張ってよく繁茂します。一度生えると完全な駆除は難しく、除草剤も効きにくいため、注意しましょう。 花は白または淡い青色をしており、春から秋まで咲きます。果実は球場で熟すと黄色くなり、プチトマトに似ているでしょう。ワルナスビは、毛が密集しており、葉は互生して付き、葉縁に深い鋸歯があるのが特徴です。 20~90㎝の高さに成長し、根茎があり、細い刺が開出しており、星状毛は細かいです。
0
0