ツヅラフジは、中国を起源とする蔓性植物です。日本でも観賞用に栽培されています。 ツヅラフジの特徴は、葉の形が心型で、蔓は細長くしなやかなことです。葉の表面はつやがあり、色合いは鮮やかな緑色です。花は小ぶりで白く、穂状花序をなします。開花時期は夏から秋にかけてで、香りもあります。 日本では、ツヅラフジは山間部や林の中で自生することが多く、関東や中部地方でよく見られます。中国、台湾、ベトナムなどでも自生しているようです。 ツヅラフジの花は小さいながらも、清楚で美しい印象です。穂状花序をつくるので、一輪一輪の花が集まることで華やかな雰囲気になります。 ツヅラフジには、花色がピンクや紫などの変わり種や、葉の形状が異なる品種などがあり、これらは庭園や公共緑地で観賞用に利用されています。 実は丸く小さく、熟すと黑く光沢がでますが、食用には適しませんので注意が必要です。 蔓性のため、成長するにしたがって長い蔓を伸ばします。支柱やフェンスに這わせることで景観効果があります。日当たり、排水の良い場所を好むので、栽培しやすい植物といえます。
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