ミヤママタタビ(Actinidia kolomikta)は、主に日本、中国、朝鮮半島、ロシア極東部などに分布しており、日本では北海道から本州の山地帯にかけて自生している植物です。その起源は、東アジア地域にあるとされています。 学名である「Actinidia kolomikta」は、ギリシャ語の「アクチニディア」(放射状の意)とロシア語の「コロミクタ」(斑入りの意)に由来しています。この植物の果実の種子が放射状に並んでいることや、葉の斑入り模様が特徴的であることから名づけられたとされています。 日本語名の「ミヤママタタビ」は、山間部に生育するマタタビという意味です。 ミヤママタタビ(Actinidia kolomikta)は、日本では北海道から本州の山地にかけて自生しています。 葉は長さ5-10cm、幅3-5cmの楕円形で、互生し、縁に鋸歯があります。若い葉には白やピンクの斑が入る特徴があり、成長すると緑色に変わります。花期は5-6月で、葉腋から白い花を咲かせ、雌雄異株であるため、受粉が必要です。 熟すと黄緑色になる果実が生り、長さ2-3cmの楕円形です。味は甘酸っぱく、ビタミンCやアミノ酸が豊富なため、健康食品として利用されることがあります。 庭木や生け垣として植栽されることが多く、美しい葉の色彩や果実は観賞価値が高いといえるでしょう。
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