サボンソウ(Saponaria officinalis)は、古代ローマ時代から栽培されていた植物で、その当時から洗剤や薬用植物として利用されていました。分布しているのは主にヨーロッパで、その起源は地中海沿岸地域のようです。 サボンソウの名前は、ラテン語で「石鹸」を意味する「sapo」に由来しています。これは、サボンソウの根や茎に含まれるサポニンという成分が泡立ち、石鹸のような洗浄作用を持っていることから名付けられました。また、和名の「サボンソウ」も、この「sapo」に由来しています。 サボンソウは、その歴史や起源から、古くから人々の生活に密着した植物であることがわかります。 サボンソウ(Saponaria officinalis)は、高さは30-70cmに成長し、茎は直立し、節があります。葉は対生し、長楕円形で、先端が尖っているのが特徴です。 花期は6月から9月で、淡いピンク色の花を咲かせます。花は5弁で、径2-3cmほどで、花弁の縁は波状になっており、花の香りは、夜間に強くなることが特徴です。 サボンソウは、道端や空き地、河川敷などでよく見かけられます。
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