ワレモコウ(学名「Sanguisorba officinalis」)の名前の由来は、「割れ目を治す」から来ています。日本では北海道から九州まで広く分布しており、原産地はヨーロッパから東アジアにかけてです。 その美しい花と薬用としての効能から、庭園や公園などでよく見かけますが、薬草としても利用され、その効能は止血や消炎、利尿などが挙げられます。 湿地や水辺を好み、耐寒性に優れ、日本の気候にも適応するので育てやすい植物と言えるでしょう。 高さが1m程度に成長し、細長い穂状の花序を上向きに伸ばし、小さな花を密につけるのが特徴の一つです。花の色は淡紅色から紫色で、7月から9月にかけて咲き、その実は小さく、黒褐色をしています。 品種は特に多くはありませんが、園芸用として改良されたものも存在し、その中には、花の色や形状が異なるものもあり、見た目のバリエーションを楽しむことができます。
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