ローズマリーは、地中海沿岸を原産地とするシソ科の常緑低木で、古代ローマ時代から栽培されていました。学名は「Salvia rosmarinus」です。 葉は細長く、表面が深緑色で裏面は白く、針葉樹のような形をしています。また、強い芳香があるため、料理や薬草に使われています。 ローズマリーは、春~初夏に花を咲かせます。花の色は品種により異なり、ピンクや青、紫などの他、白い花を咲かせる品種もあります。 水はけと日当たりの良い場所を好み、成長すると1m程度の高さになります。寒さには強くありませんが、耐乾性があり、比較的育てやすい植物です。 ローズマリーの名前は、ラテン語の「ros」(露)と「marinus」(海)から来ています。これは、原産地である地中海沿岸の露に覆われた様子を表すものです。 また、ローズマリーは記憶力のシンボルとして、古代ギリシャでは学問の神アポロンに捧げられました。そのため、記念日や試験の前に贈られることもあります。 ローズマリーは、その芳香と美しい花、そして名前が表す意味から、料理に、ギフトに、観賞用にと、さまざまに利用されています。
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