オオアマナ(Ornithogalum umbellatum)は、日本では主に関東地方以西に分布しています。花期は4月から5月にかけてで、白い花を咲かせるのが特徴です。 高さは20-40cm程度で、細長い葉が根元から放射状に広がります。花は散形花序で、6枚の花弁が放射状に広がり、花弁の裏側には緑色の縦線が入っているでしょう。 オオアマナは、日当たりの良い草地や林縁、道端などに生育しています。また、球根を持っており、繁殖力が強いため、庭園や公園などで栽培されることもあるでしょう。 オオアマナの原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジアにあります。この植物の歴史は古く、古代ギリシャ時代から栽培されていたことが知られています。 オオアマナの名前は、花の形状や色が鳥の乳に似ていることから名付けられました。ギリシャ語で鳥を表すの「ornis」と乳を表す「gala」が組み合わせたものから、この名前となっています。 また、日本名の「オオアマナ」は、アイヌ語の「アマナ」(白い花)に由来しています。江戸時代にオランダから日本に持ち込まれ、その後全国各地に広まりました。現在では、日本各地の山野や道端で自生しています。
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