オギ(学名:Miscanthus sacchariflorus)は、日本を含む東アジア原産の多年草の草本です。高さ2メートル以上になり、夏から秋にかけて茎の先に白い花穂をつけます。 日本では水田のあぜ道などによく見るように、湿地や水辺に生育します。また耐寒性があるので、育てやすい植物でもあります。 ススキと間違えられることがありますが、オギの花穂は下向きに垂れ、幅広の葉はススキよりも大きくなります。 品種改良は特にされていませんが、オギに近い品種としてギャバがあり、エネルギー作物として利用されています。オギはその茎から繊維が取れるので、昔から紙や縄の原料として重宝されてきました。 オギの実は、人間は食べられないものの、野鳥の餌になるので生態系に貢献しています。また日本の風景を象徴し、秋の訪れを感じさせる植物でもあります。
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