メタカラコウは日本と朝鮮半島を原産とする植物です。名前は鮮やかな金色をした花を咲かせることに由来します。 メタカラコウは60cmから1m程度に成長し、夏から秋にかけて黄色い花を咲かせます。葉の大きさは30cm程度になり、ハート型や卵型をしているため、観葉植物としても楽しむことが可能です。 メタカラコウが好む環境は半日陰の湿った土壌です。耐寒性があり、日本各地の庭や公園などで見ることができます。
メタカラコウ(雌宝香)
- 別名
- オオメタカラコウ,ニシノメタカラコウ
- 学名
- Ligularia stenocephala
基本情報
- キク 科 Ligularia 属 メタカラコウ(雌宝香) 種
- Asteraceae > Ligularia > Ligularia stenocephala
- 83%
- 完成度
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- ハーブ
- 多年草
- 草丈・樹高
- 100cm ~
- 花の色
黄色
- 葉の色
緑
- 開花時期
- 7月-8月
- 日当たり
日向 午前から午後にかけて長時間日光が当たる場所 半日陰 木の木陰、もしくは午前・午後のどちらかが日陰となる場所 日陰 直射日光が当たらない場所
- 半日陰
- 耐寒性ゾーン
各植物がどの地域まで冬越し可能なのかを知るための指標です。 各植物のゾーンを知ることで屋根のない地植えで育てた際の耐寒温度を把握できます。 2:-42.7~-40.0 3:-39.9~-34.4 4:-34.3~-28.9 5:-28.8~-23.3 6:-23.2~-17.8 7:-17.7~-12.2 8:-12.1~-6.7 9:-6.6~-1.1 10:-1.0~4.4 11:4.5~10.0
- 6
- 耐寒性
- やや強い
- 耐暑性
- 普通
- 原産地
- 日本, 中国, 韓国
- 成長速度
- 普通
メタカラコウ(雌宝香) (Ligularia stenocephala)の特徴
概要
花言葉
7月28日の誕生花であるメタカラコウの花言葉は複数あり、例えば「秘密の愛」や「静かな思い」などがあります。 「秘密の愛」はこの花が人目を引かずに美しく咲く様子に由来します。風水では家庭円満や健康運上昇に効果があるとされ、家の中に置いたり庭に植えたりすることがおすすめです。
メタカラコウ(雌宝香) (Ligularia stenocephala)の栽培時期・カレンダー
栽培時期・カレンダー
メタカラコウの開花時期は夏季の7月から8月です。美しい花を咲かせ、長く楽しむには適切なケアが必要になります。 開花するためには十分な水分と日照時間が必要です。また花を長く咲かせるためには開花後も適度な水やりと適切な日照時間を守ることが重要となります。
メタカラコウ(雌宝香) (Ligularia stenocephala)の育て方
水やり
メタカラコウは水はけの良い土壌と湿度を好む植物です。夏季と冬季で水やりの頻度が著しく変わるため注意が必要です。 夏季は乾燥を防ぐために毎日水やりを行います。水の量は、土壌が湿った状態を保つように、鉢の底からしっかりと流れる程度に与えます。一方、冬季は成長が鈍化するため、土壌が乾燥しきらない程度に週1回程度水やりを行うと良いです。 ただし、室内や乾燥する地域などでは水やりの頻度が変わるため、水やりの頻度を適度調整します。過度な水やりは根腐れを起こす可能性があるので注意しましょう。
土壌・肥料の管理
メタカラコウが好む土壌は湿度が高く、水はけの良い土壌です。最適な土は腐葉土と赤玉土を1:1の割合で混ぜたものです。 土壌のpHは中性からやや酸性(pH6から7)を好みます。施肥については、生育期間である春から秋にかけては月1回程度、液体肥料を与えるのが好ましいです。冬季は休眠期間なので控えめにするのが好ましいでしょう。 肥料の量は、植物の大きさによって調整します。過剰に肥料を与えないようにすることも重要です。
日当たり・気温の管理
メタカラコウは日当たりの良い半日陰の場所を最も好みます。1日あたりの最適な日照時間は4時間から6時間です。直射日光が強すぎたり、必要以上に日光に当たってしまうと、葉焼けを起こす可能性があります。 耐寒性は強く、耐暑性もありますが、厳寒や猛暑には弱くそれぞれ対策が必要です。冬季には霜よけをし、夏季には風通しの良い半日陰に移動することを推奨します。 最適な気温は15度から25度です。15度未満、もしくは25度以上になると生育が滞ったり、葉が枯れる可能性があります。
メタカラコウ(雌宝香) (Ligularia stenocephala)の上級者向け育て方
剪定の方法
メタカラコウは剪定や切り戻しを行う必要のない植物です。ですが、枯れた茎葉を取り除くために冬季に行う可能性があります。 剪定の方法は、枯れた茎葉を見つけ、その部分を株もとから切り取ります。切り口が植物の病気の原因にならないように、清潔な剪定鋏を使う事も重要です。 剪定後に行うケアはとくにありませんが、水やりや肥料の調整を行うことによって、より健康的な育成を促すことができます。
鉢植えの方法
メタカラコウの最適な育成方法は鉢植えです。 植え付けに最適な春頃に、水はけの良い土を用意し、根元に浸からない程度に水をやります。根が鉢からはみ出すようになったら植え替えの時期です。植え替えは2から3年に1度、春に行います。 寄せ植えをする事も可能ですが、その際は主役となるメタカラコウの生育を妨げないように、他の植物を選ぶことを推奨します。
増やし方
メタカラコウの最適な繁殖方法は株わけです。春もしくは秋に行います。株わけの手順は株を掘り上げてから、根本から切り分けて植え付けを行います。 種をまくことでも繁殖させることは可能ですが、発芽まで1ヶ月程度かかり、発芽率も低いため最適ではありません。また、挿し木や葉挿しは新たな株が育つ確率が低いため繁殖方法として適していません。 新たな株が確実に育つ株分けを推奨します。
病害虫対策
メタカラコウは病害虫の被害を受けやすい植物です。 害虫の被害ではとくにカイガラムシやアブラムシが有名です。これらの害虫は葉に吸着し、栄養を奪うことで植物の成長を阻害します。また病気では黒星病にかかる可能性が強いです。黒星病とは、葉に黒い斑点をつくり植物の成長を阻害し、最終的には枯らしてしまいます。 これらの病害虫を防ぐために重要なことは、定期的に観察することと、早期に対策することです。害虫対策で効果的な方法は殺虫剤を散布することと手作業で取り除くことです。病気についても、感染初期に病気になった葉を取り除き、殺虫剤を散布することで、治療及び予防を行います。 病気の発生を抑える方法として、適切に水やりを行うこと、風通しをよくすることを推奨します。
メタカラコウ(雌宝香) (Ligularia stenocephala)の分布地図
分布・生息地
メタカラコウ(雌宝香) (Ligularia stenocephala)の毒性
人や動物への健康効果
- edible
- 不可
- 毒性
- なし
NO DATA
犬や猫への影響
NO DATA
メタカラコウ(雌宝香) (Ligularia stenocephala)のQ&A
- オタカラコウとメタカラコウの違いや特徴は何ですか?
メタカラコウと似た品種として知られている植物はオタカラコウです。2つの植物は葉の形状や生育環境に違いがあります。 オタカラコウは1m程度成長し、黄色い花を夏から秋にかけて咲かせます。オタカラコウの葉は大きく円形や卵形の形状をしており、葉の縁に鋸葉を持っています。好んでいる生育環境は湿地や水辺です。 一方メタカラコウは1.5m程度成長し、黄色い花を夏に咲かせます。メタカラコウの葉は鋸葉をもっている点は共通ですが、細長く線形の形状をしています。好んでいる生育環境は山地や岩場です。 これらの違いを見ることで正しく識別することが出来ます。
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- メタカラコウのおすすめの選び方はありますか?
メタカラコウは苗と種子、どちらも選ぶことが出来ます。 苗を選ぶ場合は葉が健康的で緑色のもの、根腐れの兆候のないしっかりした根元があるものが最適です。種子を選ぶ場合は、新鮮なものを選ぶことが大切です。また種子の色が均一で、カビや虫食い跡が無いものも適しています。 品種についても「黄金葉」や「紅葉」などの品種があり、これらの品種は日商条件により色が変化します。色合いを楽しむ場合は自分の庭の環境にあったものを選びましょう。
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