ムカゴイラクサは、日本各地に自生する野草の一種です。この植物には、他の植物とは異なる特徴があります。 まず、茎と葉の裏面に小さなタネのような突起が生えているのが大きな特徴です。これらの突起は、新しい個体を作るための繁殖器官。つまり、種子のような役割を持っています。 次に、葉の形状です。ムカゴイラクサの葉は丸みをおびた大きな葉で、表面は濃い緑色をしています。夏から秋にかけて、小さな白や緑色の花を咲かせます。 ムカゴイラクサの起源は詳しく分かっていませんが、日本のみならず、中国や韓国、台湾など、アジアの広い地域に自生していることが知られています。 この植物の名前の由来は、実を意味する「ムカゴ」と、イラクサ科の植物のことを示す「イラクサ」からきています。つまり、特徴的な実をつけるイラクサ科の植物、といった意味合いが込められています。 実は直径1センチほどの小さな球形で、熟すと黒くなります。実から発芽した新しい個体は、条件が良ければ育ちやすい丈夫な植物です。日当たりと湿度に注意し、光のある場所で育てるのが良いでしょう。
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