キレンゲショウマは、蓮華の形に似た黄色の花をつけることから「黄蓮華草」と名付けられました。日本固有の植物で、学名は「Kirengeshoma palmata」です。 日本を原産地として、特に関東地方以西の本州、四国、九州に分布する植物です。湿度の高い場所を好み、山地や森林の下層に自生します。 開花時期は秋で、黄色の花が下向きに咲きます。直径約2cmの鐘形で、花びらは6枚あります。花が咲いた後につく実は、細長い形です。 約60cmから1m程度の高さで、大きな葉の表面にはつやがあり、裏面は白っぽくなっています。また、葉は掌状に5~7裂します。 寒さに強く冬季でも枯れないので比較的育てやすいと言えます。排水性に優れた土に植え、半日陰の場所に置いて、適度な水分と日照を与えるようにしましょう。 キレンゲショウマの名前には「清浄な心を持つ」という意味があります。また、その美しい花と独特の葉形から、公園の植栽や庭木に利用されることもあります。
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