ホシアサガオ(Ipomoea triloba)は、日本では主に九州地方以南で自生している一年草です。 花は朝に咲き、夕方にはしぼんでしまうため、アサガオと同様に「朝顔」と呼ばれることもあります。ただし、アサガオに比べて耐暑性や耐寒性に優れており、環境に適応しやすい植物でしょう。 花色はピンクや紫がかった白、花期である夏から秋にかけて、直径約2〜3cmの小さな花を咲かせます。また、種子が鳥や風によって遠くまで飛ばされるため、分布が広がりやすい特徴があるでしょう。 ホシアサガオの起源は、南アメリカ大陸とされており、現在では、熱帯・亜熱帯地域、とくにブラジルやアルゼンチン、パラグアイなどに自生しています。 ホシアサガオは、南アメリカ大陸から、中央・北アメリカに分布を広げていき、さらには日本にも伝播しました。日本にわたってきた時期としては、江戸時代であるとされています。 ホシアサガオの名前の由来は、花の形状が星型であること、またアサガオ科に属することから「ホシアサガオ」と名付けられました。また、ギリシャ語で「巻くつる」を意味する「ipos」と、「3つの裂片」を意味する「triloba」が組み合わさり、学名の「Ipomoea triloba」という名が付けられました。
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