ノアサガオ(Ipomoea indica)の起源は熱帯アメリカですが、その後、世界中の熱帯・亜熱帯地域に広がっており、現在ではアフリカ、アジア、オーストラリアなど幅広い地域に自生しています。 学名の一部となっている「Ipomoea」は、ギリシャ語の「イポス(絡みつくもの)」と、「メイア(糸)」の組み合わせで、つるが絡みつく様子から来ているといえるでしょう。 また、ヘブライ語の「ノア」と、日本語の「朝顔」が混じりノアサガオになったとされており、ノアは、大洪水を乗り越えたとされる旧約聖書に登場する人物です。 日本では、江戸時代に持ち運ばれたとされており、はじめは観賞用として愛されていたようです。しかし、現在では野生化して全国に自生するようになっており、特に沖縄県や奄美群島で多く見られます。 ノアサガオ(Ipomoea indica)は、熱帯・亜熱帯の世界各地で生育しており、アメリカ原産の植物です。 歯の側面はのこぎりの形をしており、表面には毛が生え、触るとざらついています。非常に成長の早いつるを持っているのも特徴で、他の植物に絡みながら成長します。 美しい花が特徴で、直径5-8cmの大型の花が咲きます。花の色は青紫色が一般的ですが、濃紫色や薄紫色、時には白色のものもあります。花はその名の通り、朝に咲き、夕方にはしぼむのが特徴です。 ノアサガオは日本において特定外来生物と定められており、栽培や移植、持ち出しには制限があり、注意が必要です。自生しているものを発見した場合には、適切な対策を求められます。
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