コマツナギ(Indigofera bungeana)は中国原産の植物で、日本では主に九州地方に分布しています。マメ科インディゴフェラ属に属する植物で庭木や生垣として利用されることが多いです。 落葉性の低木で、高さは1m程度になります。葉は羽状複葉で、小葉は対生し、長さは約2cmです。 花期は6月から8月にかけてで、紫色の花を咲かせます。花は総状花序で、長さは約10cmです。果実は豆果で、長さは約2cmで、9月から10月に熟します。 コマツナギの歴史は非常に古く、古代中国から薬用植物として利用されていました。 19世紀にロシアの植物学者アレクサンドル・フォン・ビュンゲによって名づけられました。学名は彼の名前が由来です。 日本では、コマツナギという名前で呼ばれていますが、これは植物の形状が小枝に似ていることから、「小枝」という意味の「コマツ」に、「凝り」という意味の「ナギ」を組み合わせたものです。この名前は、日本の植物学者である牧野富太郎によって命名されました。
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