セント・ジョンズ・ワート(Hypericum perforatum)は、ヨーロッパ原産の多年草です。その名前は、聖ヨハネの祝日(6月24日)に黄色い花が咲くことに由来します。日本では「金丸草」とも呼ばれます。 この植物は、30cm~1m程度の高さに成長し、黄色の鮮やかな花を咲かせます。5枚の花弁に多数ある黒い点が、「perforatum(穴あき)」の名前の由来です。 セント・ジョンズ・ワートは、耐乾性があり、日当たりの良い場所を好む植物で、比較的育てやすいと言えます。また、この植物には抗うつ効果があるとされ、サプリメントやハーブティーの原料として活用されています。 種子は茶色で細長く秋に熟します。種子から新しい植物を育てることもできますが、根からの増殖も簡単にできます。 花の美しさと、健康食品や医療品としての利用価値から、セント・ジョンズ・ワートは公園や庭、バルコニーなどでよく見かけるようになっています。
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