セイヨウキンシバイ(Hypericum calycinum)はヨーロッパや西アジア原産で、日本では、主に庭木や公園の植栽に利用されています。 高さ30-60cm程度に成長し、夏に黄色い大きな花を咲かせます。花弁は5枚で、長さは約7cm、幅は約5cmです。 葉は対生し長楕円形で、長さは約10cm、幅は約3cm、表面は光沢があり縁には鋸歯がありません。 その美しい花や葉の形状から、庭や公園の装飾に適した植物です。また、花壇や石垣の下に植えることで、斜面の土砂崩れを防ぐ効果も期待できます。 セイヨウキンシバイの起源は、ヨーロッパ南東部から西アジアにかけての地域にあるとされています。特にの地中海沿岸地域に自生しており、その姿を見ることができるでしょう。 19世紀にイギリスに紹介され、その後ヨーロッパ各地で栽培されるようになりました。日本には、明治時代に渡来し、庭木や公園樹として利用されるようになりました。 日本では「セイヨウキンシバイ」と呼ばれていますが、英語圏では「Rose of Sharon」や「Aaron's beard」という名前で親しまれています。これらの名前は、聖書に登場する人物や植物に由来しているそうです。
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