磯辺の水辺に生息するトチカガミは、浮遊性の水生植物です。 トチカガミはヨーロッパ原産で、明治時代に日本に移入されました。 トチカガミの学名はHydrocharis dubiaで、ミズオオバコ科の植物です。 トチカガミの葉は円形で、径は5センチ程度。葉の裏面には気室があり、水に浮くことができます。 葉の表面はつやつやとしており、裏面はつやがありません。 葉の形がトチの葉に似ていることから、トチカガミと呼ばれるようになりました。 花は小さく白色で、6~8月に咲きます。花は水面に浮かぶように開花し、星形の可愛らしい形をしています。 実は種子が詰まった緑色の果実で、鳥に食べられて種子が運ばれます。 トチカガミは日当たりの良い浅い水辺で育ちます。水底に根を張り栄養を吸収します。 育てやすい植物で、初心者でも水槽で簡単に栽培できます。 トチカガミには変種は存在せず、同属の他種とは葉の形などで区別できます。
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