「コゴメビユ」(学名:Herniaria glabra)は、ヨーロッパ原産の一年草で、日本では帰化植物として各地で見られます。その名の「hernia」(ヘルニア)に由来するように、古代ローマ時代にはヘルニアの治療に使われていたとされています。 地面を這うように広がり、高さは5-10cm程度になります。 5月から7月にかけて咲く白い花は非常に小さく目立ちにくいのですが、葉は緑色でうろこのように密集して生えるので、全体的に緑の絨毯を敷いたように美しく見えます。 耐寒性があり、乾燥にも強いため、育てやすい植物ですが、湿度が高いと病気を引き起こすので注意が必要です。 黒褐色で小さな種子は、熟すと地面に落ちて自然に広がるので、一度植えると継続的に楽しめます。 美しい緑と、寒さや乾燥に強い特性から、庭や公園の緑地に用いられることが多いです。
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