モンパノキ(Heliotropium arboreum)は、日本では沖縄県を中心に栽培されています。 この植物は、高さが1~3メートルに達し、葉は対生しており長さ10~20センチの楕円形で、縁には鋸歯があるのが特徴です。花期は5~10月で、花は淡紫色から白色をしており、直径約1センチの筒状花を密につけ、円錐花序を形成します。 モンパノキの起源は、南アメリカのペルーにあるとされています。 特に、18世紀にはヨーロッパで大変人気があり、多くの園芸家たちがモンパノキを愛でていたようです。その後、ヨーロッパから日本へも伝わり、江戸時代には日本でも栽培が始まりました。 モンパノキの学名は、ギリシャ語の「helios(太陽)」と「tropos(向かう)」に由来しており、太陽に向かって花が開く様子から名付けられました。日本名の「モンパノキ」は、琉球方言で「木の花」という意味です。
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