鮮やかな黄色の花を咲かせるダンゴギクは、北米原産のキク科の多年草です。学名のHelenium (ヘレニウム)は、古代ギリシャの美貌の王妃ヘレネ―から来ています。 和名のダンゴギクは、真ん中の筒状花が大きく盛り上がり、まるでお団子が乗っているように見えるのが由来です。花そのものはそれほど大きなものではなく、花びらの縁には切れ込みが入っています。 高さは種類や個体によっても幅があり、50cm~150cmです。大きなものでは人の背丈ほども成長します。茎は丈夫で枝分かれし、葉は単葉で細長い形状です。繁殖力が強く、丈夫な植物といえます。
ダンゴギク(団子菊)
- 学名
- Helenium autumnale
基本情報
- キク 科 Helenium 属 ダンゴギク(団子菊) 種
- Asteraceae > Helenium > Helenium autumnale
- 83%
- 完成度
植物図鑑の完成にご協力ください。TERRARIUMは世界中のみんなと完成させる植物図鑑サービスです。 現在、ダンゴギク(団子菊) (Helenium autumnale)の図鑑ページの完成度は83%です。投稿方法など詳しくはこちらをご覧ください。
- ハーブ
- 多年草
- 草丈・樹高
- 100cm ~ 150cm
- 花の色
黄色
- 葉の色
緑
- 開花時期
- 7月-9月
- 日当たり
日向 午前から午後にかけて長時間日光が当たる場所 半日陰 木の木陰、もしくは午前・午後のどちらかが日陰となる場所 日陰 直射日光が当たらない場所
- 日向
- 耐寒性ゾーン
各植物がどの地域まで冬越し可能なのかを知るための指標です。 各植物のゾーンを知ることで屋根のない地植えで育てた際の耐寒温度を把握できます。 2:-42.7~-40.0 3:-39.9~-34.4 4:-34.3~-28.9 5:-28.8~-23.3 6:-23.2~-17.8 7:-17.7~-12.2 8:-12.1~-6.7 9:-6.6~-1.1 10:-1.0~4.4 11:4.5~10.0
- 3-8
- 耐寒性
- 強い
- 耐暑性
- 普通
- 原産地
- 北アメリカ
- 成長速度
- 普通
ダンゴギク(団子菊) (Helenium autumnale)の特徴
概要
花言葉
ダンゴギクの花言葉は多く、特徴である花の丸い形から穏やかなイメージでとらえられ、「寛大な心」というのが有名です。また、黄色やオレンジの鮮やかな色から、「上機嫌」という意味も持っています。そのほか「希望」や「再会」「恋の望み」など、希望に満ちた言葉が多いのが特徴です。 ダンゴギクは9月の誕生花でもあり、風水でも家庭の和やコミュニケーションを円滑にする効果があるとされています。
ダンゴギク(団子菊) (Helenium autumnale)の栽培時期・カレンダー
栽培時期・カレンダー
ダンゴギクは種類によって、6月から10月と開花時期は違います。種まきからの開花や成長具合も、種類によって違いますが、開花時間は一般的には日中に開花することが多いです。 日当たりや水やりなど、適度な環境を整えてやれば夏から秋にわたって長い期間開花を楽しむことができます。花がらもこまめに摘んで次の開花をうながしてあげましょう。
ダンゴギク(団子菊) (Helenium autumnale)の育て方
水やり
ダンゴギクは乾燥に強く、育てやすい植物です。水やりは土が乾いたらたっぷりと与えましょう。特に春から夏にかけては水やりの頻度を多めにするくらいで、特に気に掛けなくても丈夫に育つ植物です。 秋から冬にかけては、ほかの植物同様水やりの頻度は減らしてもかまいません。あまり乾燥しすぎないように状態を確認してから適度な水やりを行いましょう。
土壌・肥料の管理
ダンゴギクは、水はけのよい土を好みます。痩せた土や砂利を含んだ土でもよく育ちますので、栽培する場合は市販の山野草の土を使用すると問題なく育てられます。赤玉土7、腐葉土3の配合土などもおすすめです。 ダンゴギクは基本的には、こまめに肥料を与える必要のない植物です。地植えの場合は特にほったらかしに近い状態でも心配ありません。鉢植えの場合は、4月から6月の成長期に置き型を1回、液体肥料3~4回施しましょう。
日当たり・気温の管理
ダンゴギクは日当たりの良さを好みます。日当たりの良い場所を選べば、順調に何年も花を咲かせる育てやすい植物です。耐暑性もあり、強い日ざしにも負けない強さを持っていますが、真夏の直射日光はできるだけ避けるようにしましょう。 ダンゴギクは耐寒性もあり、冬でも屋外で育てることができます。ですが霜や雪などに覆われると生育が悪くなったり枯れる心配もあるので、状況次第では室内にいれたり保護することも必要です。 最適な気温は15℃から25℃の安定した気温で、適度な日照時間と適度な水分があれば、特に場所を選ぶことなく元気に育ちます。公園や花壇など幅広い場所に植えられ、その鮮やかさを誇っています。
ダンゴギク(団子菊) (Helenium autumnale)の上級者向け育て方
剪定の方法
ダンゴギクは、剪定や切り戻しが特に必要ない植物です。株が込み合ってきて日当たりが悪い部分が出てきたり、見た目が美しくない場合などに剪定を行いましょう。 背丈が高くなる植物なので、あまり高く咲かせたくない場合にも少し刈り込んでおくと低く咲かせることができます。剪定後も特別なケアは必要ないので、水やりや肥料などと同様に手をかけなくてもいいのが楽です。
鉢植えの方法
ダンゴギクの植え付けは、春から初夏にかけてが理想的ですが、ポット苗などはほぼ年中植え付けが可能です。鉢底に軽石などを置き、水はけをよくしておきましょう。培養土を混ぜてよく耕しいおくのがおすすめです。 日当たりの良く、風通しの良い場所が理想的で、寄せ植えにも適しています。同じように乾燥に強い植物を選びましょう。あまり密集させ過ぎないように注意することも大切です。
増やし方
ダンゴギクの種まきは、春が理想的で2週間程度で発芽します。ダンゴギクの増やし方は、株分けが簡単で理想です。適期は3月から4月、10月から11月で、秋に新芽が出ている場合は、新芽を確認してから株分けをしましょう。成長が早いので、短期間で増やせます。 ダンゴギクは株分けで増やすことが容易なので、挿し木や葉挿しは行われることはほとんどありません。鉢の場合は、成長してくると根詰まり防止のためにも株分けがおすすめです。
病害虫対策
ダンゴギクは、日当たりと水はけなど適度な環境であれば、比較的問題なく健康に育ちますが、アブラムシやカイガラムシには気を付けましょう。株元にメイガ類の幼虫が入ることがあります。 ダンゴギクの病気については、うどんこ病にかかる可能性があるので注意しましょう。これはおもに風通しが悪い環境で起こりやすい病気です。日当たりや風通しが悪いと、軟弱に育ってしまうため病気にかかりやすくなります。
ダンゴギク(団子菊) (Helenium autumnale)の分布地図
分布・生息地
ダンゴギク(団子菊) (Helenium autumnale)の毒性
人や動物への健康効果
- edible
- 不可
- 毒性
- あり
NO DATA
犬や猫への影響
NO DATA