イワタイゲキ(Euphorbia jolkinii)は、主に日本の九州地方から琉球列島にかけて分布するトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草です。 この植物は、岩場や石灰岩地に生育することが多く、高さは20-40cm程度になり、葉は互生し、長楕円形で先が尖っており、縁には鋸歯があるのが特徴です。 4月から6月に黄緑色の小さな花を咲かせます。特に目立つ花弁はなく、雄しべと雌しべ、ともに同じ花を確認することが出来るでしょう。 イワタイゲキは刺激性のある白い乳液を持っており、人間が触れると皮膚がかぶれてしまう恐れがあるため、取り扱いには注意が必要とされています。 イワタイゲキ(Euphorbia jolkinii)の学名の「Euphorbia jolkinii」は、19世紀のフランスの植物学者であるジョルキン(Jolkin)にちなんで名付けられました。 日本語名の「イワタイゲキ」は、生育環境からその名の由来になっています。生息地からも分かるように、この植物は岩場に生えるため、岩場に生えるタイゲキという意味で「イワタイゲキ」という名前になったとされています。
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