ヨツバヒヨドリ(Eupatorium glehnii)は、主に日本の北海道や本州の北部に分布しており、別名「ギンヨツバヒヨドリ」とも呼ばれています。キク科の多年草で日本固有種であり、他のヒヨドリ属の植物と比べても特徴的な形態を持っています。 この植物は、湿地や沼地、湖沼の周辺など水分の多い場所に生育しており、高さは50cmから1m程度になるでしょう。茎は直立し、節があり、葉は対生し、4枚1組で互い違いに配置されているのが特徴です。 花期は8月から9月で、淡い紫色の小さな花を密集して咲かせます。花は頭状花序で、径約1cmほどのものが多数集まって、直径5cmほどの球状になるでしょう。 ヨツバヒヨドリ(Eupatorium glehnii)の学名「Eupatorium glehnii」は、19世紀後半にドイツの植物学者フリードリッヒ・シュミットが、ロシアの植物学者ペーター・グレンの名前を取って命名しました。なお、和名の「ヨツバヒヨドリ」は、葉が4枚の小葉からなり、鳥が飛ぶ姿に似ていることから来ています。 ヨツバヒヨドリの起源や由来に関しては、主に日本の北部地域やロシア極東地域、朝鮮半島において自然発生したと考えられています。
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