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カタクリ(片栗) (Erythronium japonicum)-i
カタクリ(片栗) (Erythronium japonicum)-i

カタクリ(片栗)

別名
カタカゴ
学名
Erythronium japonicum

基本情報

ユリ Erythronium カタクリ(片栗)
Liliaceae > Erythronium > Erythronium japonicum
75%
完成度

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  • ハーブ
  • 多年草
草丈・樹高
30cm ~
花の色
葉の色
開花時期
4月
日当たり
半日陰
耐寒性ゾーン
6
耐寒性
やや強い
耐暑性
普通
原産地
日本
成長速度
普通

カタクリ(片栗) (Erythronium japonicum)の特徴

概要

カタクリ(Erythronium japonicum)は、日本をはじめ東アジアを原産地とするユリ科の多年草です。春に美しい淡紅色の花を咲かせる様子から、春の訪れを告げる植物として知られています。 花の大きさは約2-3cmで、1つの茎の先端に1輪だけ咲きます。花びらは6枚で反り返っており、外側は紫がかっていて、内側は白色です。 カタクリには、カタカゴという古名があり、これにユリが組み合わせられてカタクリになったと言われています。 カタクリは日本の山野に自生していますが、開花期間が短く、栽培も困難といわれています。そのため、見かける機会は減っており、地域によっては絶滅危惧種に指定されています。

花言葉

「カタクリ」の花言葉には、「慎ましい愛」「純潔」「清楚」などがあります。これらは控えめで清楚なカタクリの花の美しさに由来しています。 特に「慎ましい愛」は、春の初めに人知れずひっそりと咲くカタクリの花の姿から、控えめで深い愛情を表すものです。 風水では、カタクリは恋愛成就や家庭円満の象徴として、幸せを呼び込む植物といわれています。また、4月7日の誕生花でもあります。

カタクリ(片栗) (Erythronium japonicum)の栽培時期・カレンダー

栽培時期・カレンダー

カタクリ(Erythronium japonicum)の開花時期は春先の3月~4月で、特に見頃となるのは4月上旬です。 開花までに冬の寒さを経験すると、冷凍結晶という現象が起こります。冷凍結晶を経て花芽が形成され、開花するのです。 また、カタクリは年に一度だけ開花します。適度な湿度と日陰の環境を確保することで、花を長く咲かせることができます。

カタクリ(片栗) (Erythronium japonicum)の育て方

水やり

カタクリは湿度の高い森林下に自生するため、土壌が乾かないよう適切に水分を与えます。特に乾燥しがちな夏季には、水やりを1日1回行うと良いでしょう。 ただし、水分の与えすぎは根腐れの原因ともなるため、土壌の湿度を確かめて表面が乾燥してから水をやります。一方、休眠期間となる冬季は、水やりを控え、完全に土壌が乾いたら水を少量与えます。 また、根元まで水分を行き渡らせるために、大量の水を一度与えるのではなく、数回に分けて少量ずつ与えるようにしましょう。

土壌・肥料の管理

カタクリは、水はけが良く湿度が高い土壌を好む植物です。酸性の土壌が適しており、最適なpHは5.5~6.5です。 成長期にはカリウム、リン酸、窒素をバランス良く含む化成肥料を適量与えるのがおすすめです。ただし、肥料の与えすぎで根を傷つけないよう、控えめに与えてください。 また、休眠期となる冬には肥料を止め、春になって新芽が出始めてから、再び肥料を与えるようにしましょう。

日当たり・気温の管理

カタクリ(Erythronium japonicum)は日当たりの良い場所を好みますが、強い直射日光に当たると葉焼けの原因になります。そのため、生育に最適なのは半日陰の場所とされています。 生育に最適な日照時間は、1日あたり4~6時間です。これ以上日に当てると、カタクリにとってストレスになるおそれがあります。 また、カタクリは寒さに強いので、冬の低温下でも生育できます。しかし、暑さには弱く、夏の高温に耐性がありません。 そのため、夏季にはカタクリの場所を日陰にする、または涼しいところに移すなどの対策を行いましょう。特に30℃以上の高温が続くと、生育できなくなり枯れることもあるので注意が必要です。 生育に最適な気温は春季の10~20℃で、この範囲内であれば、カタクリは健康に成長します。

カタクリ(片栗) (Erythronium japonicum)の上級者向け育て方

剪定の方法

NO DATA

鉢植えの方法

カタクリは、日本では春の風物詩ともなっている植物です。湿地に自生しています、鉢植えで栽培することもできます。 鉢植えの場合、深さがある鉢を選びます。カタクリは湿度を好むので、排水性の高い土に植え、表面に腐葉土を敷いて乾燥を防ぐのがおすすめです。 植え付けに最適な時期は秋です。球根の2倍程度の深さに球根を植え、腐葉土を上から入れます。 2~3年に1回、秋に植え替えを行います。新しい土に替え、古い土を取り除いたら、増えた球根を分けて植えるようにしましょう。 寄せ植えにする際は、同様に春に開花する植物と組み合わせると、春の風情を一つの鉢で楽しむことができます。

増やし方

カタクリ(Erythronium japonicum)の主な繁殖方法は主に種まきと株分けです。種まきでは、開花後に形成される種子を採取し、適度な温度と湿度を保った環境で播種します。多くの場合、種まきから発芽までには1年以上かかります。 一方、株分けは、春の新芽が出る前の冬に、根茎を掘り出し、健康な部分を切り分けて植え付けます。この方法であれば、翌年に花を咲かせることができます。 種まきより短期間での成長が可能で、また、親株と同じ特性を持つ新しい株を得られることから、カタクリに最適な繁殖方法は株分けと言えます。ただし、小さな株では株分けを行うのが難しいこともあります。

病害虫対策

カタクリは、特にウドンコ病や根腐れ病に侵されやすい植物です。これらは湿度が高い環境で発生しやすい病気です。 ウドンコ病は、白い粉を葉にまとったような症状を引き起こします。水分を適量与え、風通しの良い場所に植えて適切な湿度にすることで予防が可能です。 根腐れ病は、水はけの悪い土壌や過度の水やりのために根が腐ってしまう病気で、予防には適度な水やりと水はけの良い土壌が大切です。 また、カタクリは強い日差しに耐性がなく、直射日光に当てると葉焼けを起こしやすい植物なので、半日陰の場所に植えることをおすすめします。

カタクリ(片栗) (Erythronium japonicum)の分布地図

分布・生息地

カタクリ(片栗) (Erythronium japonicum)の毒性

人や動物への健康効果

edible
毒性
なし

NO DATA

犬や猫への影響

NO DATA

カタクリ(片栗) (Erythronium japonicum)のQ&A

  • カタクリのおすすめの選び方はありますか?

  • カタクリの芽が出ない原因と対策について教えてください

  • カタクリの自然に群生する地域はどこでしょうか?

  • カタクリの球根はどこで販売していますか?

  • カタクリは鉢植えで育てることができますか?