アフリカの原産である シコクビエは、ヤツマタやコウボウビエとしても知られています。紀元前2000年頃から栽培が始まった、長い歴史を持つ作物です。 シコクビエは一年生のイネ科植物で、主に熱帯・亜熱帯地域で栽培されています。草丈は30センチから120センチ程度で、細くて丈夫な茎を持ちます。葉は細長く先がとがっているのが特徴です。花は地味な黄色や赤褐色をしており、穂状につきます。 シコクビエには白色の実をつける品種が一般的です。実の形は小さな球形で、直径は約1ミリほどです。ヤツマタという名前は、実が2つの穂に見えることに由来しています。 乾燥に強く栽培しやすい作物で、タンパク質や食物繊維が豊富に含まれています。栄養価が高いため、食糧難民地域などで重要な穀物となっています。
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