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オニドコロ(鬼野老) (Dioscorea tokoro)-i
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オニドコロ(鬼野老)

別名
トコロ
学名
Dioscorea tokoro

基本情報

ヤマノイモ Dioscorea オニドコロ(鬼野老)
Dioscoreaceae > Dioscorea > Dioscorea tokoro
83%
完成度

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  • つる性植物
草丈・樹高
300cm ~
花の色
    葉の色
    開花時期
    6月-7月
    日当たり
    耐寒性ゾーン
    8-10
    耐寒性
    普通
    耐暑性
    普通
    原産地
    日本
    成長速度
    普通

    オニドコロ(鬼野老) (Dioscorea tokoro)の特徴

    概要

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)の起源は、主に日本、中国、台湾、韓国などの東アジア地域にあります。 学名「Dioscorea tokoro」は、ギリシャ神話の医神ディオスクリデス(Dioscorides)に由来し、彼が古代ギリシャ時代に薬用植物として利用していたことから名付けられました。また、「tokoro」は日本での自生地を示しています。 和名であるオニドコロは、その形状や生育環境から「鬼のようなドコロ(土倉)」を意味すると考えられています。 その歴史は古く、奈良時代の『日本書紀』にも記載があり、古来から薬用植物として利用されていました。日本の自然や文化と深く関わっている植物と言えます。 オニドコロ(Dioscorea tokoro)は、日本をはじめとする東アジア地域に分布しています。 この植物は、高さは1-3mに成長し、山地や森林の中でよく見られます。葉は心形で、対生し、縁には鋸歯があるのが特徴です。 茎は右巻きで、つる性が強く、他の植物に絡みついて成長します。花期にあたる6-8月には、黄緑色の小さな花を咲かせ、雌雄異株であるため、雌株と雄株が別々に存在するのが特徴です。 果実は、熟すと黄褐色になる蒴果で、長さ約2cmの楕円形をしています。また、根は山菜として利用されることもありますが、生のままでは有毒であるため、加熱処理が必要です。

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    花言葉

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)の花言葉は、「秘めたる力」や「隠れた才能」です。地中に塊茎があることから、その強い生命力を表現したものと考えられます。 また、山野に自生していることから、「自然の恵み」や「自然と共生する力」などの意味もあります。これらは、オニドコロが持つ独特の特徴や生態を象徴しており、その姿からは想像できないほどの力強さや才能を秘めていることを表していると言えるでしょう。 さらに、薬用植物としての効能から「健康」や「長寿」などの意味も含まれるなど、花言葉は多岐にわたります。

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    オニドコロ(鬼野老) (Dioscorea tokoro)の栽培時期・カレンダー

    栽培時期・カレンダー

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    オニドコロ(鬼野老) (Dioscorea tokoro)の育て方

    水やり

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)は、成長期に入る春から秋にかけての水やりが重要です。春から初夏にかけては、土壌が乾いたらすぐに水を与えるようにしましょう。夏場は気温が高くなるため、朝晩の涼しい時間帯に水やりを行うようにし、頻度を上げます。 秋に入ると、気温が下がり、土壌の乾燥が遅くなるので、水やりの頻度を少し減らしていきましょう。冬場は、休眠期に入りますので、土壌が完全に乾いたら少量の水を与える程度にしてください。 水やりの際には、指で土を触ってみて湿度を確認し、湿っている場合は水やりを控え、乾いている場合はたっぷりと水を与えましょう。根腐れ防止のため、水はけの良い鉢やプランターを使用することが望ましいです。

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    土壌・肥料の管理

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)は、土壌のpHは5.5~6.5のやや酸性が適しており、排水性が良く、腐植質が豊富な砂質ローム土を好みます。 肥料は、春から夏にかけては、月に1回程度、N-P-K比率が10-10-10の肥料を適量与えることで、成長を促進できます。 秋になると、成長が緩やかになるため、肥料の与え方も変更が必要です。この時期は、リン酸とカリウムを多く含んだ肥料を与えることで、根の発達や病害抵抗力を高めることができます。また、冬には肥料の与えすぎに注意しましょう。

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    日当たり・気温の管理

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)の栽培に最適な気温は、春から秋にかけての20℃~30℃程度となります。また、この植物には耐寒性があり、冬季の低温にも耐えることができますが、成長が遅くなることがあります。 一方で、耐暑性も持っており、高温にも適応できます。ただし、過度な高温は生育に悪影響を与えることがあるため、注意が必要です。 この温度範囲を保つためには、日中の暑さを避けるために、日陰ネットやシェードクロスを使用して直射日光を遮り、日陰を作ることが効果的でしょう。また、夜間の冷え込みには、保温シートやビニールを使って保温対策を行うと良いでしょう。 オニドコロ(Dioscorea tokoro)の夏越しに関しては、直射日光を避け、半日陰や日陰の場所に植えるなど、適した環境を整えることが大切です。また、水はけの良い土を用意し、乾燥に注意しながら適度な水分を保ちましょう。 冬越しの方法としては、霜が降りる前に鉢植えのものは室内に取り込むことがおすすめです。地植えの場合は、株元に厚めのマルチングを施すことで、寒さから保護することができます。 また、冬場は乾燥に注意し、水やりは控えめにすることが大切です。 オニドコロ(Dioscorea tokoro)は、半日陰から日向を好む植物で、日照量は1日4~6時間程度が理想とされています。 日光が当たらない場所では、成長が遅くなり、根や茎が弱ってしまうことがあります。逆に、日差しが強すぎると、葉焼けや葉の枯れが起こることがありますので、直射日光が強い場合は、日陰を作るか、風通しの良い場所に移動させることが望ましいです。 鉢植えの置き場所は、日当たりの良いベランダや窓辺が適していますが、直射日光が強い場合は、日陰ができるように工夫しましょう。また、乾燥しやすい場所では水分不足に注意してください。

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    オニドコロ(鬼野老) (Dioscorea tokoro)の上級者向け育て方

    剪定の方法

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)の剪定や切り戻しは、主に春と秋の2回行うことが望ましいです。春の剪定では、冬の間に枯れた茎や葉を取り除き、新芽の成長を促します。秋の剪定では、夏の間に伸びた茎や葉を整理し、冬の間に栄養を蓄えるための準備を整えましょう。 剪定や切り戻しの手順としては、まず枯れた茎や葉を見つけ、根元から切り取ります。茎や葉が密集している箇所がある場合は、適度な間隔を保つように整理してください。この際、茎や葉の成長方向に注意し、他の茎や葉とのバランスを考慮することが大切です。 また、オニドコロは地下茎が強く発達しているため、根元から切り戻すことで、地下茎の成長を促し、より健康な植物に育てることができます。

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    鉢植えの方法

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    増やし方

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)の繫殖方法には、主に株分けと種子をまく方法があります。最も効果のある方法は株分けとなっており、春から初夏にかけて行うのが適しています。 株分けの手順としては、まず、根茎を掘り出し、できるだけ多くの目が付いている健康な部分を選んで切り分けます。次に、病気の予防のため、切り口に炭粉を塗って乾燥させます。最後に、切り分けた根茎を新しい鉢や畑に植え、水と肥料を与えて育てましょう。 種子による繁殖も可能ですが、株分けに比べて発芽率が低く効率が悪いとされています。種子による繁殖を行う場合は、収穫した種子を乾燥させ、春に種をまき、水と肥料を与えましょう。

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    病害虫対策

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)は、ウイルス病やカビ病、害虫による被害が報告されています。ウイルス病では、ヤムモザイクウイルスやヤム葉斑ウイルスに感染し、葉に斑紋やモザイク状の変色を引き起こすため注意が必要です。 また、カビ病では、アンスラクノース病が感染し、葉や茎に黒褐色の斑点ができることがあります。健康な種子や苗を選ぶようにし、栽培環境を清潔に保つように心がけましょう。 害虫は、アブラムシやヨトウムシ、アオムシなどの被害が多いようです。アブラムシは、葉や茎に吸汁します。また、ヨトウムシやアオムシは、葉を食べ、成長を阻害することがあります。 これらの害虫は、天敵となる昆虫や鳥類を利用して減らしたり、農薬を使用して駆除することができます。農薬を使用する際は、、環境への影響や薬剤耐性の問題に注意しなければなりません。

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    オニドコロ(鬼野老) (Dioscorea tokoro)の分布地図

    分布・生息地

    オニドコロ(鬼野老) (Dioscorea tokoro)の毒性

    人や動物への健康効果

    edible
    毒性
    あり

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)は、地下茎にディオスコリンという毒性のある成分が含まれており、人体への毒性があることが知られています。 ディオスコリンは、消化器系に刺激を与え、嘔吐や下痢などの症状を引き起こすことがあり、過剰摂取すると、腎臓や肝臓にも悪影響を及ぼすようです。ただし、適切に処理を行うことで、毒性を除去し、食用にすることも可能です。 昔から民間薬として利用され、利尿作用や鎮痛作用のほか、抗炎症作用や抗酸化作用もあるとされています。 毒性を十分に考慮し、適切な処理を行った上で使用する必要があります。また、体調や個人差によっては、副作用が現れることもあるため、注意しましょう。

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    犬や猫への影響

    オニドコロ(Dioscorea tokoro)には、植物全体にサポニンという成分が含まれています。 サポニンは、犬や猫に対して毒性があるとされており、摂取すると消化器系の症状(嘔吐、下痢など)や、中毒症状(呼吸困難、徐脈、昏睡など)を引き起こすことがあります。 オニドコロの苗や種を購入する際には、犬や猫が触れない場所に植えることが望ましいです。万が一、犬や猫がオニドコロを摂取した場合は、速やかに獣医師に相談し、適切な対処を行ってください。

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    オニドコロ(鬼野老) (Dioscorea tokoro)のQ&A

    • オニドコロからムカゴを取ることはできますか?

    • オニドコロ(鬼野老)の選び方

    • オニドコロとヤマノイモの違いは何ですか?