マメカミツレ（豆加密列）

マメカミツレは、学名を「Cotula australis」と言い、由来はラテン語の「cotula」（小さなカップ）から来ています。 原産地はオーストラリアです。 草丈は10-50cmになります。 葉は羽状に裂け、茎は直立または斜めに伸び、緑色をしています。 花は、春から夏にかけて、直径は約1cmの黄色いものを咲かせます。 種子は小さく黒色で、風によって飛ばされることで広がっていくのが特徴です。 日当たりの良い場所を好み、水はけの良い土壌を好みます。 耐寒性があり、乾燥にも強いため、初心者でも育てやすい植物でしょう。

マメカミツレは、春から初夏にかけて開花し、特に5月から6月が見頃を迎えます。 種まきから約2ヶ月程度で開花します。 開花時間帯は特に決まっていませんが、日中に開花していることが多いです。 適度な水分と日当たりを確保し、特に夏場は水やりを忘れないようにすることで、花を長く咲かせることができるでしょじゅ。

マメカミツレは乾燥に強い植物ですが、適度な水分を保つ必要があります。 水やりの頻度は、週に1〜2回程度を基本とします。 春から秋にかけては、土の表面が乾いたら水を与えて、冬季は乾燥を避ける程度の水やりを行ってください。 土の湿度は、指で触れてみて湿っている程度が良いでしょう。 水やりの量ですが、一度にたっぷりと与えず、少量を頻繁に与える方が良いでしょう。 根腐れを防ぎながら、適度な湿度を保てます。

マメカミツレ（Cotula australis）は、土壌のpHは6.0-7.0の中性からやや酸性が適しており、日当たりと排水の良い環境を好みます。 用土は腐葉土や赤玉土を混ぜたものがおすすめです。 肥料は、春と秋に全成分肥料を与えましょう。 過剰な施肥は避けてください。

マメカミツレは、日当たりの良い場所を好み、日照量が多いほどより成長します。 ですが、強すぎる日差しは苦手なので、真夏の直射日光は避けてください。 1日あたりの最適な日照時間は、約6時間程度です。 比較的温暖な気温を好みます。 そのため耐寒性はあまり高くなく、冬季には霜から保護する必要があります。 冬越しは、霜よけのカバーをつけるか、室内に移動させるのが良いでしょう。 耐暑性もあまり高くないため、夏場は日陰に移動させるか、日差しを和らげるためのシェードの使用をおすすめします。 日当たりの良い場所であれば、置き場所は室内でも屋外でも大丈夫です。 窓際や風通しの良い場所で、直射日光や極端な気温変化を避けるのが良いでしょう。

マメカミツレは、自然に広がり、高さを増すことはあまりないため、剪定や切り戻しを必要としません。 形状を整えたい場合や、過度に広がってしまった場合には、春から初夏にかけて軽く切り戻しましょう。 枝の1/3程度を切り取ってください。 切り口から病気が入ることを防ぐため、清潔なハサミを使用し、切り口はなるべく平らにしましょう。 切り戻し後は水やりを行います。

マメカミツレは、鉢植えでも育てやすい植物です。 地植えに比べて鉢植えの方が管理がしやすく、病害虫の対策も取りやすいため、初心者にもおすすめです。 鉢植えにする場合は、水はけを良くするため鉢の底に小石を敷き、培養土を入れて植え付けてください。 根が鉢からはみ出してきたら、植え替えを行います。 春に、一回り大きな鉢に移植しましょう。 寄せ植えにもおすすめで、他の植物と一緒に鉢に植えると、繁茂する姿が美しいアクセントになります。 他の植物とのバランスをとりながら、適度に間隔を空けて植えつけてください。

マメカミツレは、種まきや株分けで繁殖します。 種まきは春に行います。 種子を蒔いた後は、適度に水を与えてください。発芽には2週間ほど必要です。 株分けをする場合は、春か秋に行います。 株を掘り上げ数個に分け、新たな場所に植え付けてください。 株分けは、最も推奨される繁殖方法です。 既存の株の特性をそのまま引き継げますし、株分けは比較的簡単に行え、成功率も高いからです。 挿し木や葉挿しはあまり行われていません。 種は、花が咲き終わった後の初夏に収穫します。 種子は乾燥させて保存し、次の春に蒔きましょう。

マメカミツレ（Cotula australis）は、カイガラムシやアブラムシなどの害虫、さらにはカビやウイルスによる病気に感染する可能性があります。 適切な栽培環境を維持して、病害虫を防ぎましょう。 定期的に植物の健康状態をチェックし、害虫が見つかった場合は、早急に除去、もしくは害虫駆除剤を使用してください。 また、過度な水やりを避けて適度な湿度と通気性を確保することで、カビやウイルスの発生を抑えられます。