コヒルガオ(Calystegia hederacea)は、日本をはじめとする東南アジア地域に自生する植物です。朝から夕方まで花が開き、昼間も咲き続けるヒルガオ(昼顔)よりも小さな花をつけるため、この名前がついたとされています。 コヒルガオは、花が3~5㎝程度で主に白やピンクに色づき、5枚の花弁で構成されているのが特徴です。 葉は心形と、つる性のある茎を持ちます。他の植物に絡みついて成長するため、生育環境によっては大きく広がることもあります。ただし、つる性が強いため、他の植物に絡みつかないように注意が必要です。 コヒルガオは、水辺や湿地などによく生えており、湿った場所を好む性質です。また、日陰は好まず、日当たりの良い場所によく生えています。特別な手間をかけずとも自然と育つため、初心者でも育てやすい植物です。 コヒルガオの実は、球形で熟すと茶色くなり直径1cm程度になります。ただし、食用には適していません。 種類や品種については、特に多くのバリエーションは確認されていません。 その美しい花とつる性のある成長形態から、自然の風景を彩る存在として親しまれています。
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