ヒメカイウ(Calla palustris)は北アメリカとヨーロッパが原産地とされており、高さは20~30cm程度、小型で湿地を好む性質から、水辺の風景を美しく彩る植物です。日本では北海道から東北地方にかけて分布し、冬でも育てやすい耐寒性の高さを特徴としています。 小さな花を「姫」、水辺に生えることから「海売(カイウ)」、これらを由来としてハナカイウと呼ばれ、その特徴的な形状を理由に、英名では「Water Arum」や「Wild Calla」とも呼ばれています。 5月から6月にかけて花を咲かせますが、白く花びらのように見える部分は実際には苞葉です。その後、赤い実をつけます。また、全草に有毒成分を含んでいるため、取り扱いには十分注意しなければなりません。
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