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オニク(御肉) (Boschniakia rossica)-i
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オニク(御肉)

別名
キムラタケ
学名
Boschniakia rossica

基本情報

ハマウツボ Boschniakia オニク(御肉)
Orobanchaceae > Boschniakia > Boschniakia rossica
92%
完成度

植物図鑑の完成にご協力ください。TERRARIUMは世界中のみんなと完成させる植物図鑑サービスです。 現在、オニク(御肉) (Boschniakia rossica)の図鑑ページの完成度は92%です。投稿方法など詳しくはこちらをご覧ください。

  • ハーブ
草丈・樹高
30cm ~ 60cm
花の色
    葉の色
    開花時期
    日当たり
    耐寒性ゾーン
    4-8
    耐寒性
    やや強い
    耐暑性
    普通
    原産地
    ロシア、中国、朝鮮半島
    成長速度
    普通

    オニク(御肉) (Boschniakia rossica)の特徴

    概要

    オニク(Boschniakia rossica)の学名である「Boschniakia rossica」は、19世紀に名付けられたもので、ロシアの植物学者アンドレイ・ボシュニャークが由来とされています。 また、日本におけるオニクの記録としては、アイヌ民族が薬草として利用していたというものがあります。 オニク(Boschniakia rossica)は、シベリアや中国北部、日本の北海道や本州一部に生息する寄生植物です。この植物は、地下茎を持ち、20~60cmの高さに成長することもあります。 オニクは、葉緑体を持たず、光合成ができない植物のため、主にハンノキ科の植物に寄生して栄養を得ることで生育します。 6月から8月にかけて、黄褐色から紫褐色で密集した花を咲かせ、花弁の長さは約1cmです。果実は蒴果で、熟すと多数の種子が飛散します。 オニクは、湿った森林や湿地に生育し、特に山地のブナ林に多く見られるのも特徴です。絶滅危惧種には指定されていないものの、生育地の減少や森林伐採により、個体数の減少が懸念されています。

    よしこ
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    オニク(Boschniakia rossica)は、ロシア原産の寄生植物です。北極圏からシベリア、モンゴル、中国北東部にかけて分布し、主にヤマユリ科の植物に寄生します。 オニクは、中国西北部産の肉蓯蓉(にくじゅよう)にあてて用いたことによる名前であり、また、キムラタケは金精茸の意味で、全草を乾燥したものを和肉蓯蓉と称し、古くから強壮、強精薬として珍重されています。 オニク(Boschniakia rossica)は完全な寄生植物です。日本ではミヤマハンノキの根に寄生し、茎は高さ15~30センチメートルで、太く、暗褐色で黄褐色の鱗片葉が密生するのも特徴といえます。 7~8月には、茎の上半部に穂状(すいじょう)をなし、暗紅紫色の唇形花を開きます。茎は多肉質の太い円柱形の暗紫色で、円柱形の花穂に多数の花をつけるのが特徴です。 オニクは、金精茸、黄紫茸とも呼ばれ、全草を乾燥したものを和肉蓯蓉と称し、古くから強壮、強精薬として珍重されています。 オニクは、ミヤマハンノキから栄養を吸収して、根から養分を吸収していますが、ミヤマハンノキに害を与えることはなく、共生しているといえます。

    花言葉

    オニク(Boschniakia rossica)は根に寄生することで生き残っているため、「依存」や「生き残るための努力」といった意味を持つといえます。 オニクは中国で強壮剤とされている肉蓯蓉(にくじゅうよう)に誤って当てられたことがあり、日本でも強壮剤として珍重されたことがあるとされています。このことから、オニクは「強さ」や「健康」を象徴する花言葉としても解釈可能です。

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    オニク(御肉) (Boschniakia rossica)の栽培時期・カレンダー

    栽培時期・カレンダー

    NO DATA

    オニク(御肉) (Boschniakia rossica)の育て方

    水やり

    オニク(Boschniakia rossica)は、寄主植物から栄養を吸収するため、水やりは必要ないものの、寄主植物の水やりが不十分だと、オニクも栄養を十分に吸収できず、成長が妨げられます。そのため、十分な注意を払って寄生植物に水やりをすることが必要です。 一般的な植物の水やりに関しては、植物の種類や環境によって様々です。他にも、季節、気温、湿度などによって、水の量や頻度が異なります。植物の水やりについては、植物の種類や環境に合わせて、適切な方法や頻度を調べる必要があります。 また、過剰な水やりをしていないかも、度々問題となります。過剰な水やりを行うことで、根腐れや病気の原因となり、植物の成長を妨げることも少なくありません。そのため、植物に水を与える際は、適量を守り、植物の状態に合わせて行うことが大切です。

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    オニク(Boschniakia rossica)は、春から初夏にかけては、特に水やりの頻度に気を使う必要があり、土が乾燥しやすい時期のため、週に1回程度の水やりが理想的です。 夏場は特に注意が必要で、気温が高くなり土壌の水分が蒸発しやすくなるため、週に2回程度の水やりが必要になります。 秋から冬にかけては、水やりの頻度を減らし、週に1回程度にしてください。 冬場は、寒さで土壌が凍結することがあるため、水やりのタイミングを見極めましょう。土壌の表面が乾いた状態で行い、根元に直接水を与えてください。これにより、根腐れを防ぐことができます。

    土壌・肥料の管理

    オニク(Boschniakia rossica)は、ミネラル分を吸収するためにミヤマハンノキの根に寄生しており、肥料は必要ありません。また、オニクは、自らの根を持たず、他の植物に依存しているため、土壌のpHや栄養素濃度には影響を受けないのが特徴です。

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    日当たり・気温の管理

    オニク(Boschniakia rossica)が寄生するミヤマハンノキは、高山帯から亜高山帯にかけて分布しているため、オニクも寒冷な気候に適応していると考えられます。また、高地の気候にも適応しているともいえるでしょう。 オニクが寄生するミヤマハンノキの根は、地中にあるため、気温や温度の変化に対して影響が少ないのが特徴です。しかし、オニク自体が茎を伸ばしているため、茎部分は気温や温度の影響を受ける可能性があります。そのため、オニクの茎部分の気温や温度については、今後の研究が必要です。 オニク(Boschniakia rossica)が夏越しをする際は、他の植物に寄生して栄養を得ているのが一般的です。寄生元としては、ミズナラ科やブナ科の樹木であるケースが多いです。 オニクが冬越しをする際は、地下に球根状の根を形成し、その中で休眠しています。この球根状の根は、オニクが寄生する植物の根に絡みついているパターンが多く、寄生先の植物が枯れると、オニクも同時に枯れる可能性があるため注意しなければなりません。 オニク(Boschniakia rossica)は、半日陰から日向の明るい場所で育つ傾向にあります。特に、日照時間が長い場所でよく育つでしょう。また、乾燥に強く、湿度が高い場所でも育てることが可能です。

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    オニク(Boschniakia rossica)の最適な栽培温度は、一般的に10℃から15℃とされていますが、耐寒性に優れ、寒冷な気候に適応していることから、低温でも生育が可能です。 また、暑さにも強いのが特徴で、夏場の高温にも耐えられます。ただし、30℃以上の気温が続く場合は、弱る原因となるため、日陰を作るなどして適切な温度を保ってください。 最適な気温を保つために、日中の暑さを避けるために日陰を作ったり、夜間の冷え込みに対しては保温対策を行うと良いでしょう。日陰ネットや保温シートを使用して、適切な温度を維持してください。 オニク(Boschniakia rossica)暑さ、寒さともに強い植物のため、自然環境下で生育します。 主にシベリアや中国北部、日本の北海道や本州の山地に分布しているため、特に寒い地域には強いと言えるでしょう。耐暑性があるため、夏腰において、特別な対策は不要です。 ただし、極端な気温変化や環境の変化は成長の阻害になることが考えられるため注意しなければなりません。 オニク(Boschniakia rossica)は、半日陰から日陰を好むため、直射日光に当てすぎず適度に影ができる場所で育てるのがおすすめです。 日光を当てすぎると葉焼けの原因になったり、成長が阻害されることがあります。逆に、日光が当たらない環境で育てると、寄生元の植物の光合成が行われず、栄養不足に陥ることがあります。 そのため、4~6時間程度、日照時間を確保することが重要で、日差しが強すぎる場合は、遮光ネットや日よけを利用して、適度な日陰を作りましょう。

    オニク(御肉) (Boschniakia rossica)の上級者向け育て方

    剪定の方法

    オニク(Boschniakia rossica)は、他の植物の根に寄生する植物のため、一般的な植物のように剪定や切り戻しを実施する必要性がありません。 また、オニクは自生地が限られていることから、自然環境での保護が重要視されており、人為的な剪定や切り戻しを実施するのは適切ではないと言えるでしょう。

    よしこ
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    鉢植えの方法

    オニク(Boschniakia rossica)は、ミヤマハンノキの根に寄生するため、ミヤマハンノキを植える必要があります。また、オニクは、土壌中から養分を吸収することができないため、ミヤマハンノキの根から養分を得ます。そのため、ミヤマハンノキが育つ環境であれば、オニクも育つといえるでしょう。 収穫時期は、オニクの花が咲いた後、茎が黄色くなり、葉が落ち始める頃です。収穫したらは、水洗いしてから乾燥させます。

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    オニク(Boschniakia rossica)は、特定の樹木の根に寄生する植物のため、寄生先となる樹木が必要であり、植え付けや植え替えが難しいとされています。 ただし、オニクの種子を寄生先の樹木の近くにまくことで、自然と記載させられるケースも考えられます。この場合、春から初夏にかけて実施するのが良いでしょう。 花が咲き終わり、実ができる頃に収穫できますが、オニクは希少な植物であり、自然環境への影響を考慮して収穫してください。

    増やし方

    オニク(Boschniakia rossica)は、繁殖させるのが難しい植物で、一般的な方法である株分けや挿し木、葉挿しでは難しいと言えます。オニクは、特定のキノコ類と共生する寄生植物のため、その環境の再現が難しいためです。 そのため、種まきで増やすのがおすすめで、共生するキノコ類の菌糸と種子を接触させることで発芽します。 実施する際は、まず、オニクが自生している場所で種子を採取し、適した土壌に播きます。その後、オニクが共生するキノコ類を含む土壌を混ぜ込むことで、発芽を促すことができます。 ただし、オニクの繁殖は一般的な園芸植物と比べて難易度が高いため、専門的な知識と技術が必要です。また、自生地での採取は環境保護の観点からも注意が必要と言えるでしょう。

    よしこ
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    オニク(Boschniakia rossica)は球根状の根茎を持っており、数本の茎が直立しています。オニクで株分けを実施する際は、球根状の根茎を分割します。実施可能な時期としては、春または秋があり、1つの球根状の根茎からおよそ2〜3個の株を作れるでしょう。 分球は、球根が成長している時期に行えます。地面を掘って、球根状の根茎を出して、小さな球根状の根茎を取り出します。その後、新しい鉢に植え付けることで、1つの球根状の根茎から多数の株を作れるでしょう。 オニクを増やす際には、挿し木や葉挿しは適しているとは言えません。というのも、オニクが寄生植物であることから、自立して生育できないためです。したがって、植え付けを行う際は、球根から鱗片をはがして個別に育てる方法が望ましいです。

    病害虫対策

    オニク(Boschniakia rossica)は、根に寄生するため、病害虫の被害を受けにくいです。しかし、栽培された場合には、葉にカイガラムシがつくことがあります。また、天敵がいないものの、外来種の侵入によって生態系に悪影響を与える可能性がある点には注意が必要です。

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    オニク(御肉) (Boschniakia rossica)の分布地図

    分布・生息地

    オニク(御肉) (Boschniakia rossica)の毒性

    人や動物への健康効果

    edible
    不可
    毒性
    あり

    オニク(Boschniakia rossica)は、毒性を持つことで知られている植物です。オニクが含有する成分の中には、人体に有害なものの可能性があるため、食べたり、皮膚に触れたりすることは避けるべきです。 その一方で、オニクは漢方薬として使用されることがあり、気分障害の改善に効果があるとされています。ただし、漢方薬としての使用に限定され、適切な用量で使用することが大切です。 オニクに関する研究は不十分な点もあるため、使用する際は医師や専門家に相談することも重要です。また、オニクには、他の薬剤との相互作用がある可能性があるため、注意する必要があります。

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    オニク(Boschniakia rossica)は、人体への毒性は含まれていないとされており、反対に健康効果が期待できます。 具体的には、抗酸化作用や抗炎症作用があるフラボノイド類が含まれており、これらの成分が健康に良い影響を与えるようです。また、かつてはリウマチや神経痛の緩和を目的に、民間薬として使われていました。 乾燥させた根を煎じて飲むのが一般的ですが、オニクは希少な植物のため、採取が制限されていないかの確認が必要です。

    犬や猫への影響

    オニク(Boschniakia rossica)にはアルカロイドという成分が含まれており、これが犬や猫に対して毒性を持つ可能性があるため注意が必要です。 アルカロイドは、中枢神経系に影響を与えるため、犬や猫に摂取されると、嘔吐、下痢、けいれん、興奮、筋肉の硬直、呼吸困難などの症状が現れることがあります。特に、犬の場合は、アルカロイドによって赤血球が破壊されることがあるため、貧血を引き起こす可能性があります。

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    オニク(御肉) (Boschniakia rossica)のQ&A

    • オニク(御肉)の選び方

    • オニクが寄生する主な樹木の種類は何ですか?