コキアはヒユ科の一年草で、ユーラシア大陸の乾燥地帯が原産地です。学名はBassia scopariaで、「Bassia」は古代ギリシャの植物学者テオフラストスの著書「植物誌」に登場する植物名にちなむもので、「scoparia」はラテン語で「ほうき」を意味しコキアの形状から名付けられました。 特に秋になると美しい赤色に染まることから観賞用としても人気があり、日本では全国各地で栽培されています。 コキアは大きさは1~2m程度に成長し、丸くふくらんだ形状が特徴的です。葉は細長く、初夏から夏にかけては緑色をしていますが、秋になると鮮やかな赤色に変わります。この色の変化は、日照時間や気温の変化によるものです。 花は小さく、目立たない黄色で、夏から秋にかけて咲きます。実は小さく種子は風に乗って分散するため、広範囲に分布を広げることができます。 日当たりの良い場所を好み耐乾性があるため、特別な手間をかけずに育てることが可能ですが、寒さには弱いので冬季の管理には注意が必要です。
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