コメススキは、亜高山帯以上の日当たりの良い場所に生息しているイネ科の多年草です。日本を含め、アジアやヨーロッパの広いエリアに分布しています。葉は細長い糸状で5cmから15cmで、茎は褐色で40cmくらいまで長く伸びるものもあり、先に枝分かれして花をつけるタイプの円錐花序です。 花は長さ5mm前後の紫っぽい褐色の2個の小穂で、イネ科の植物の特徴である苞穎とその先端の棘状の芒を持ちます。耐寒性があり乾燥にも強いので育てやすい植物ですが湿度には弱いです。 小穂が淡い緑色のものもあり、アオコメススキと呼ばれています。コメススキは全体の形がススキに似ていて、穂が米の穂に似ていることからその名がつけられました。 独特な形や他の花を邪魔しない色合いなどから寄せ植えにも適していて、ロックガーデンや庭園に使用されることが多い植物です。縁取りや垣根のように使用されることもあります。
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