チダケサシ(Astilbe microphylla)は、日本をはじめとする東アジアの山地に自生しています。学名の「microphylla」は、小さな葉を意味するラテン語で、その名の通り、他のアスチルベ属の植物に比べて葉が小さいのが特徴です。 花期は6月から7月にかけてで、細かい花が密集した穂状の花序を垂れ下がるようにつけます。花色は白から淡いピンクで、花の香りはほとんどありません。 チダケサシは、耐寒性があり日本の冬でも越冬できるため、庭木や鉢植えとしても利用されます。 チダケサシは、主に日本の山地に起源があるとされています。 また、学名の「Astilbe」は、ギリシャ語の「a」(無い)と「stilbe」(光沢)を組み合わせたもので、葉に光沢がないことを表しています。一方、「microphylla」はラテン語で「小さい葉」を意味し、この植物の特徴である小さな葉を指しています。 日本語名の「チダケサシ」は、葉の形状が竹の子に似ていることから、地竹(チダケ)と刺(サシ)を組み合わせた名前がつけられました。この名前は、江戸時代の日本の植物学者である伊藤圭介によって命名されたとされています。
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