キジカクシ(Asparagus schoberioides)は、日本をはじめ、中国、朝鮮半島、台湾など東アジアの地域に分布しています。山地や丘陵地の草地や林縁に生育し、日当たりの良い場所を好む植物です。 茎は直立し、高さは50-100cmに達し、緑色で細長い葉が密に生えています。葉は線形で、長さは1-3cm、幅は1-2mm程度で、先端が鋭く、触ると痛いほど硬いことが特徴です。 花は径3-4mmで、6枚の花弁があり、その内側には6本の雄しべがあります。茎の上部に小さな白い花が咲き、花期は5-6月です。果実は球形で、径5-6mm、熟すと赤くなります。 キジカクシ(Asparagus schoberioides)の学名「Asparagus schoberioides」は、19世紀のオーストリアの植物学者であるフリードリッヒ・ショーベルにちなんで名付けられました。 キジカクシの日本名は、その形状がキジの尾羽に似ていることが由来です。 キジカクシの起源に関しては、東アジア地域が原産地であるとされていますが、具体的な起源地は明らかになっていません。
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